「 2007年12月 」 の記事一覧
2007.12.30 Sun
薔薇のマリアⅧ.ただ祈り願え儚きさだめたちよ 十文字青
キミと、キミ以外のすべてと、どちらかを選ばなければならないとしたら、ボクはきっとキミを選ぶだろう。ジェードリでの戦いが終わり、帰路につくZOO一行。ホッと一息つけるはずなのに、なぜかマリアの頭の中をよぎるのは、うっとうしいはずのアジアンのことばかり。自らの気持ちに戸惑いながらエルデンに戻ってきたマリアだったが、目の前に広がるありえない光景に、今まで閉じていた心が、ついに氷解する!? 舞台は再び“無法者の街”エルデンへ――新たな戦いの予感と様々な想いが交錯する、誰も予想できない驚きの新章、スタート! (裏表紙から引用)
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薔薇マリ本編第8巻。ジェードリ編では全く出番のなかったアジアンがメインの新章開始。 Ver3とあわせて読むのがお勧め。 ……個人的には面白かったんですが…… Ⅴ巻以上にものすごい冒険してますね!大丈夫なのかなあ、これ。Ⅴ巻も賛否両論激しかったみたいですが(私は好き)、これはそれ以上に激しそうです…。私も実際最初戸惑いましたからねー。途中からは面白くて気にならなかったんですけど、最後はそういうオチか!と思いました。よく編集部許したなあ…。これは確かに連続刊行じゃないと…批判が(汗)。 内容的には、とにかくアジアン。ひたすらアジアン。最初から最後までアジアン。 今までは謎に包まれていたアジアンの心情がきちんと描かれていたので、やっと彼の内面が多少掴めましたね。予測はしてたけど、マリアに負けず劣らずナイーブで自己嫌悪スパイラルに陥りがちなキャラでした。でもそれだけに、彼が仲間を得て、愛する人を得て、からっぽだと思っていた内面が埋め尽くされていく過程は感慨深いものが。マリアの場合もそうですが、十文字先生はこういう変化書くのが上手いですね。 そしてその変化があっただけに、クラニィとの別れやエピローグはじんわりきました。アジアンにとって、クラニィは本当に大切な人だったんだなあ…。 あと「せんせい」。顔はいい方なのに、言動が…。アジアン視点なだけに、余計彼の不気味さがじわじわと伝わってきて怖かったです。鍵を見せる時のイラストも、不気味…。今回はこの人がラスボスですかー…。しつこくアジアンを追ってここまで来たんでしょうね…。 んで。アジアン×マリアことアジマリ。 今回は最後が破壊力抜群だった!プロローグでマリアがアジアンを意識しているのが見え見えでニヤニヤ。本編の方で今度はアジアンがどれだけマリアのことを愛しているかという描写にニヤニヤ。そしてエピローグは最後にニヤニヤ…どころか悶絶です。 あんなにアジアンのことをウザがっていたマリアがああいう行動を取ったことにびっくりですよ! BUNBUNさんのイラストもグッジョブ! ああ~たまらん。 本編の方は上記の通り、アジアンのマリアへの想いがすごいですね。こんなに好きだったんだ、みたいな。読んでるこっちが恥ずかしくなるぐらいの熱烈さでした。確かにアジアンにとって、どんなに仲間がいても、それでもマリアがいない世界は意味がないんでしょうね…。ていうか。ジェードリ編の間、ずっとマリアを探し回っていたんですか。そうだろうとは思ってたけど、かなり切実な状況だったのね。 ただ、前にも、そして今回にも出てきてましたが…ついにアジアンに選択のときが来てしまったんですかね。答えはもう分かりきっていることですが、それがどんな結果を招くのか不安なところです。 気になるところで、次巻へ! 次は一ヵ月後ですね~。予告を見た限りでは、マリアたちもアジアンも出番多そうw アジマリに期待!といきたいところですが、深刻な事態ですしねえ…。 何はともあれ、続きを早く読みたいです。 関連記事:『薔薇のマリア Ⅶ.SINBREAKER MAXPAIN』の感想関連記事:『薔薇のマリアVer3 君在りし日の夢はつかの間に』の感想
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2007.12.28 Fri
火の国、風の国物語 戦竜在野 師走トオル
その右手には復讐の剣。その左手には慈悲の剣。赤神オディウスの申し子にして、王国の護り手、ただ一人からなる無敵の軍勢。血しぶきが飛び散る。12歳の少年はその時、真の戦場にいた――。鼓動が高まり、足がすくむ。自分は無力だ――。だが、あの少女だけは護らなければ。未来につながる命だけは。そして、少年――アレスは決めた。護るために、ある契約を行おうと、謎の精霊と……。 “森と麦穂の国”ベールセール王国に起こった争乱。それを平定するために、騎士として起つと決めたアレス。幼少の頃より剣の才を認められた彼には、ある秘密があった――。大きな歴史のうねりが重なり、壮大なる歴史絵巻の幕が開く! (カバー折り返しから引用)
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謎の精霊パンドラと契約し、ささやかな力を手に入れたアレスの物語1巻。 評判がよかったので購入。 王道な戦記ものですが、面白かったです。 口絵カラーや表紙から、主人公のアレスはクールなタイプだと思っていたんですが… 正義感が強く頑固なまでに騎士道を貫き、短気ですぐに挑発に乗ってしまう上に鈍くて女の扱いが下手だとは思いませんでした(酷)。人間らしくていいと思いますけどね。考えたらこの人まだ17歳だし。ただ戦場ではあんなに強くてかっこいいのに、クラウディアに無理難題を押し付けられて困り果ててる姿が笑えるというかギャップが激しいですw 花占いのシーンも本当にイメージが崩れました。あれはパンドラでなくても止めたくなります(遠い目)。 クラウディアは王女としての気高さの中に、時折アレスのことが好きでいつも心配している少女らしさも見えることがあって可愛いですw ただ悲しいかな、アレスが鈍いのでいい雰囲気にならないんですよ…。 今回はアレスの大活躍のため王国軍の勝利で終わりましたが、反乱軍がこのまま黙っているはずがないので次あたり巻き返しを図ってきそうですね。反乱軍側の物語は雑誌で連載中らしいので、早く文庫化してほしいです。ジェレイドがどういう人物なのか気になる~。 あとついに王国を護るために、復讐のために、人を殺す道を選んでしまったアレスがどうなっていくのか。そして《助言者》パンドラと《黄昏の主》の思惑も気になるところです。ろくなことじゃなさそうですけどね…。
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2007.12.28 Fri
28日の購入本
・伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば 谷瑞恵(コバルト文庫) ・薔薇のマリア Ⅷ.ただ祈り願え儚きさだめたちよ 十文字青(スニーカー文庫) ・コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-3- SWORD 岩佐まもる(スニーカー文庫) ・オペラ・メモーリア 祝祭の思い出 栗原ちひろ(ビーンズ文庫) ・マギの魔法使い 国王は求婚中! 瑞山いつき(ビーンズ文庫) ・鉄壱智 4 なるしまゆり(ZERO-SUMコミックス) ・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸 入間人間(電撃文庫) ・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意 入間人間(電撃文庫) ・お狐サマの縁結びッ! かたやま和華(B's-LOG文庫)
薔薇マリは相変わらず分厚いですね。楽しみ楽しみ♪ んで。『少年魔法士』はまた延期ですか…別に待つからいいけどさ…。 下の3冊は古本屋で入手。ただ…『お狐サマ』は失敗したー! 袋に入ってたから気づかなかったけど、タバコ臭い! ページをめくるたびにもわわぁんと臭うんですけど!? 本自体は綺麗なのに、この臭いはキツイわ…。
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2007.12.26 Wed
マギの魔法使い エメラルドは逃亡中! 瑞山いつき
エメラルドを手に入れるのは――どの彼!?突然、正体不明の連中にさらわれてしまった美貌の白魔女エメラルド。勝気で正義感たっぷりのエメラルドは、薬で記憶喪失になった少年トトを助け出し脱出!…したのはいいが、そこは故郷からはるか離れた異国だった! さらに、どこかうさんくさい美青年ウォレスや、彼女を強奪しようとする野性的なラグナなど、謎めいた男たちが次々現れて……!? 世界の命運を握る少女エメラルドをめぐって、恋と陰謀の争奪戦スタート!! (裏表紙から引用)
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『スカーレット・クロス』の瑞山いつき先生の新シリーズ。 『オズの魔法使い』を題材にしたそうです。そうなると、カカシ→ウォレス、犬→トト、ブリキ→ハルベルト、ライオン→ラグナ、ということになるのかな? 設定からして見事な逆ハーレム!あらすじから分かっていたことですが、本当に見事な逆ハーレムでした。次から次へとタイプの違う美形が出てきたので、途中笑いそうになったほどです。さすがビーンズ文庫。といっても今のところ、皆それぞれの打算を抱えてエメラルドに接しているので、そこまでエメラルドラブ!エメラルド至上主義!という感じではないですが。逆ハーレムは個人的にはちょっと苦手なんですが、これぐらいならまだ大丈夫。 1巻だからメインキャラの紹介と世界観の説明で終わった感じです。途中までしか読んでないですが『スカーレット・クロス』も第2部に入ってから一気に面白くなったので、これも話が進むにつれて面白くなると期待。 恋愛面は誰がエメラルドのお相手になるのかなあ…。今のところ微妙にハルベルトがリードしてる気がするんですが、個人的にはウォレスとくっついた方が面白そうだと思ってます。でもウォレスは本能を別にするとエメラルド嫌ってますしねー。そんな彼がエメラルドを好きになるのが面白そうなんですけどねw 彼の正体からしてもそのほうが盛り上がりそうですしww とんでもないものを受け継いでしまったために、世界中の国やウィザード候補に狙われることになってしまったエメラルドとその一行。『真実の星』の狙いやハルベルトの謎も気になるので、続きも読もうかと思ってます。
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小説:著者名 ま行
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2007.12.25 Tue
購入予定の1月新刊
本 ・12/26 伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば 谷瑞恵(コバルト文庫) ・12/28 薔薇のマリア Ⅷ.ただ祈り願え儚きさだめたちよ 十文字青(スニーカー文庫) ・12/28 コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-3- SWORD 岩佐まもる(スニーカー文庫) ・12/28 オペラ・メモーリア 祝祭の思い出 栗原ちひろ(ビーンズ文庫) ・12/28 マギの魔法使い 国王は求婚中! 瑞山いつき(ビーンズ文庫) ・1/10 タザリア王国物語3 炎虐の皇女 スズキヒサシ(電撃文庫) ・1/19 火の国、風の国物語2 風焔相撃 師走トオル(富士見ファンタジア文庫) ・1/25 テイルズ オブ イノセンス 引き継がれし想い 金月龍之介(スーパーダッシュ文庫)
マンガ ・1/12 ハヤテのごとく! 14 畑健二郎(少年サンデーコミックス) ・1/17 賢者の石7 沈黙の島 秋乃茉莉(ぶんか社コミックス) ・1/25 7SEEDS 12 田村由美(フラワーコミックス) ・1/29 秘密―トップ・シークレット― 4 清水玲子(白泉社ジェッツコミックス) ・1月下 少年魔法士 14 なるしまゆり(新書館ウィングスコミックス)
薔薇マリ本編キター! しかも2ヶ月連続刊行だー!! アジアン編なので、ラブ分増量を期待しています。タイトルが不吉なのは気にしなーい気にしなーい。 タザリアの3巻も1年2ヶ月ぶりにキター! タイトルからしてあの御方が活躍すると思われるので、覚悟して読まなきゃ。ブルブル。あ、でも2巻積んだままだ…(爆)。
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2007.12.24 Mon
護樹騎士団物語Ⅶ 白銀の闘う姫 下 水月郁見
「……わたしは、下がりません。決して。一度は、死んだと思ったこの身体です。よいのです、故郷のため、民のために役立つならば!」中央大陸南部の亜熱帯密林に翔空艇から放り出されるはずだったエミュールことリジューたちだったが、艇は〈黒い旋風〉に襲撃された。翔空艇は至近距離から超音波の衝撃波を受け、飛行不能に陥った。乗員と候補生全員は、滑空傘により艇を捨てて飛び降り、脱出しなくてはならなくなった。リジューとビアンの二人は最後までデッキに残る羽目となってしまったが…。 (カバー折り返しから引用)
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『護樹騎士団物語』8冊目。 ああ、またこんなとんでもないところで終わるなんて!分かってはいましたが、本当に毎回毎回極悪なところで終わらせますねー。続きを早く…。 今回はリジューとビアンのサバイバル物語になるかと思っていたんですよ。ところが意外な方向に話が転がっていき、「おや?」と思っていたらついにトゥール再登場。表紙見た時から分かっていたけど。今回のタイトルは、トゥールのことも含めてたのかな。 ここでトゥールと再会というのはいくらなんでも都合よすぎと思ったんですけど、あの地に隠されていたものを考えるとやっぱり〈螺旋の騎士の〉血が引き寄せたんでしょうかね。この話は面白いけど話が進まないのが難点と思っていたんですが、やっと少し本筋の話が進んだかな。 しかし機体を手に入れたとしても、ビル・アケムの動きについていけないんじゃ不利な気が…。早く奴の動きを見切ってリジュー! 恋愛面は期待したよりも少なかったですが、トゥールが出てきたことによって合間合間にビアンの嫉妬がちらついているので満足w もーリジューは本当に鈍いんだからー。あそこで怒ったのは、女扱いされるのは嫌だけどリジューがトゥールにばかり構うのも嫌だからに決まってるじゃないの。初恋の人が気にかかるのも仕方ないけど、もっとビアンのことも気にかけてあげてw ひとまず次回は何としてでもビアンと再会してほしいものです。もっとラブ分を! いいところで終わっているので早く続きを出してほしいところですが、次はいつなんでしょうかね? サブタイトルは決まっているみたいだし、そんなには待たされないかなと思っているんですけど…。 関連記事:『護樹騎士団物語Ⅶ 白銀の闘う姫 上』の感想
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小説:著者名 ま行
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2007.12.23 Sun
Dクラッカーズ+プラス 世界―after kingdom― あざの耕平
ウィザードの始まりと、その後。「『アロマ』は悪い物なんですか?」 男は笑って、歩美の問いに答えた。 「いいか、初心者(ビギナー)。ドラッグに良いも悪いもない。ただ間抜けなジャンキーと、それより少し目先が利くだけの、やはり間抜けなジャンキーがいるだけだ」 葛根市に蔓延る『アロマ』と呼ばれるドラッグ。歩美は、それにハマった親友の弟を更正させるため、学校内のトラブル・シューティングを頼る。実践操作研究会という、そのサークルの先輩に連れられ、『アロマ』を楽しむ『パーティー』に潜入する歩美。そこで彼女は、サングラスをかけた長身痩躯の男と出会うのだが……!? 『アロマ』は『カプセル』の再来なのか!? 景と梓の“それから”が語られる、ファンタジア文庫完全オリジナル版、登場! (カバー折り返しから引用)
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『Dクラッカーズ』10冊目。ひとまずこれで完結。 『雨中―rainy-rainy―』・『曇天―be cloud―』・『落日―to the night―』 梓帰国前後に起きた事件の顛末。 所どころ1巻で出てきたシーンを今度は景ちゃん視点で書かれているので、あの時こう思ってたんだーへーとニヤニヤしながら読んでいました。あの時離れにいたのもそういう経緯だったんですね。何だかんだ言って必死で梓を守る景ちゃんを見てると本当にニヤニヤが止まらないw 今回の敵ディアブロは、今までと違って景ちゃんたちと同じ学校の人間でしかも頭を使ってくるタイプだったので、新鮮でした。個人的には結構好きなタイプ。あざの先生が書く敵キャラって、3Bやキメリエスなど魅力的なのが多いです。 で、最後は麻理奈が出てきて飛び降り。これで1巻につながるんですね。 『妖香―aroma―』・『世界―after kingdom―』 本編から4年後の物語。 こういう展開になるんだ! 表紙を見た時に「あれ、景ちゃんたち大人っぽくなってる というか景ちゃんこんなに背高かったけ?」と思ったんですが、4年も経ってりゃ当たり前ですね。これは本当にお似合いの美男美女カップルになったなあ…。 新たなるドラッグが出てくるとは思わなかったので、最初展開に戸惑いましたが、それでも面白かったです。皆本当に相変わらずすぎて笑えました。久美子たちの成長っぷりには驚きましたけど。3Bも相変わらずみたいですねー。3人とも好きなので、最後の登場にはニマニマw バジリスクは世話大変じゃないかと思うんですが、どうも彼女はバールに惚れてるみたいだから幸せなんでしょうね。 あと景ちゃんは本っ当に罪作りな人です。また女の子無自覚に惚れさせてるよ! あの顔であんなこと言われたら惚れるって。無自覚って恐ろしい…! 密かにやきもち焼いている梓と全くもって分かっていない景ちゃんが笑える。 ということで全体的には楽しめたけど、個人的にはもうちょっとラブが欲しかった…。幼馴染カップルのエピソードとか。まあこちらはどうも相変わらずの力関係みたいですけど。あと甲斐と茜とか。接触もしていないのが泣ける…。でも茜のことを気にしていた甲斐にはニヤッとしましたが。あと千絵と水原とか。こちらはくっついたのかはっきりは書いてないんですよねー。どうせなら“その後”を丸々1冊書いて、ラブ分を増やして欲しかったです。 で。なんか十分続き出せそうな終わり方ですが、本当のところどうなんですかあざの先生。でもこれ以上書いても3Bとの決着は永遠につきそうもないですしねえ…。出たらもちろん買いますが。 何はともあれ、とても面白い物語をありがとうございました。お疲れ様ですあざの先生。 関連記事:『DクラッカーズⅦ 王国―a boy & a girl―』の感想
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小説:著者名 あ行
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2007.12.20 Thu
お狐サマの言うとおりッ! かたやま和華
『狐は恩を忘れぬ。白猫を助けてくれた礼に、お前に憑いてやろう』満月の夜に、風祭桐緒が助けた一匹の白猫。翌日、その白猫を連れて銀色の髪をした恐ろしく美形な男がやってきた! ……でも、実の正体は九尾の狐!! その名は紗那王。『狐は恩を忘れぬ。助けてくれたかわりに、お前に憑いてやろう』――。だってさ。とにかく勝手なことを言い出して、高飛車な紗那王と生意気な化猫小僧が桐緒の家に押しかけてきた。奇妙な同居は「もぉ、迷惑。」と「まさか、恋?」を運んできて――!? 異空間・お江都を舞台にしたドタバタ・ラブコメのはじまり、はじまり~~。 (裏表紙から引用)
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『お狐サマ』シリーズ1巻。 積ん読本から発掘。 素晴らしいラブコメでしたw メインキャラは皆魅力的。桐緒は男勝りなところもあるけど、優しくてしっかりした女の子。紗那王は何だかんだ言いつつも桐緒たちを見守って助ける美形。桐緒の兄の鷹一郎はのほほんとしていても状況をしっかり見ているお人好し。化丸は口悪いけど、桐緒たちを好きなのがよく伝わってくるし、皆しっかりキャラ立ちしてますね。 で、見所はやっぱり紗那王と桐緒の関係。取り澄ましつつも桐緒を気にかけている描写がところどころにあるので、ニヤニヤしてしまいます。心配でたまらないくせに~ww 桐緒も最初は紗那王のことを疎ましく思っていたのが、途中彼を信じるようになってからは少しずつ恋心らしきものが芽生えてきているのがいい感じですねー。次回から2人の関係がどのように変化していくか気になります。…2人の性格からしてそう簡単に発展しなさそうだけど…。 今回の事件に関しては、どう考えても怪しい人が1人しかいなかったので事件のからくりが見えやすいのは残念でしたが、それでも切ない話でした。おそらくまた出てくるんでしょうね…。その時に彼がよい方に変化してくれているといいです。 2巻も手元にあるので、近いうちに読もうと思います。
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小説:著者名 か行
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2007.12.20 Thu
20日の購入本
・黄金の魔女が棲む森 悪魔の子を孕みし魔女(下) 麻木未穂(トクマ・ノベルズEdge) ・護樹騎士団物語Ⅶ 白銀の闘う姫(下) 水月郁見(トクマ・ノベルズEdge) ・Dクラッカーズ+プラス 世界―after kingdom― あざの耕平(富士見ファンタジア文庫) ・火の国、風の国物語 戦竜在野 師走トオル(富士見ファンタジア文庫) ・レンズと悪魔 Ⅰ魔神覚醒 六塚光(角川スニーカー文庫) ・クロスゲーム 10 あだち充(少年サンデーコミックス) ・ゴールデン・デイズ 7 高尾滋(花とゆめコミックス) ・アスタリスク 3 森本秀(いち*ラキコミックス)
はいはいまたたくさん買いましたよー。ますます積読本増えてますよー分かってますよー…はあ。 『護樹騎士団物語』、上巻はこのシリーズにしては薄くてちょっとがっかりしたんですが、下巻はいつもどおりの厚さ。読み応えありそう。 Dクラは今回で連続刊行終了。どんな結末なのか楽しみです。 『火の国、風の国物語』と『レンズと悪魔Ⅰ』は読みたくて購入。前者は結構評判いいし、後者は家にあるⅡ・Ⅲ巻ぱらぱら読んだら面白そうだったので。
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2007.12.19 Wed
ZOMBIE-LOAN(ゾンビローン) 9 PEACH-PIT
「全て話してやる。世にもおぞましい悲恋譚をな…」ARRCとの戦いでチカとシトは鼈甲への疑念を抱く。ゾンビになった経緯の全ては、鼈甲の計画なのか? Zローンを抜けた二人は、徐福の本拠地がある香港へと向かう。そこでチカはついにシトの過去を知ることに。一方みちるは、戦いの最中消えてしまったヨミを助ける方法を探し、霜月に尋ねる。そして暦とともに彼女の実家へ向かうのだが…。
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出てから1ヶ月も経ってるので、かなり今更ですが…。というか、マンガの感想自体書くの久しぶり。基本的に小説の感想を優先しているので、今まで書く時間がなかったんですよねー。 表紙の鼈甲さん目つき悪いです(笑)。 今回から新章突入。主人公三人組が別行動になってしまいました。チカシトは香港、みちるは暦の実家。それぞれの出番がかなり偏りそうだなと思ったら、確かにチカシトの方が多いですが、そこまででもありませんでした。暦が徐福に連れて行かれたように話が繋がっているので、近いうちにまた合流するかな? まずみちる側。 へーへーへー、暦の好きな人はシトですかー。予測はしてましたがw 結構面白そうな組み合わせなので、個人的には期待したいんですけど…どうかな。 あとヨミが男の可能性も出てきましたね。これだったらヨミ×みちるもいけるんじゃないかと期待。個人的にはみちるは誰かとくっつくんだったら、ヨミがいいなと思ってます。今回なんて、「チルチルミチル…!!」に盛大に萌えましたww チカシト側。今回のメインはなんといってもシトの過去話でしょう。 シトとシトママの関係については、やっぱりなという感じ。どうみても妖しいから。それでも堂々と「俺の女」発言したシトには驚きましたが。言っちゃったー。 彼の過去については、まさしく壮絶。やっぱり全ての元凶は老爺だと思うよ。ひとまずこれでシトに関する謎はほとんど解けたかな。 で、そんな話している間に迫る徐福。董奉は相変わらず変態ですね! 董シトは好きですが、「お仕置きが必要だ」とかのエロ発言は自粛しましょう!! あとシトの過去話に歴代の董奉が出てきましたけど、皆顔似過ぎ…! 細目は優性遺伝ですか(爆笑)。現董奉の少年時代の半ズボンにも衝撃を受けました。しかも封じられているシトを見て微妙に頬を染めてるのにも笑ったww 徐福の新入りはまさか彼女? それだったら鶫があそこにいたのにも納得だし、董奉と似たような術が使えるのも彼女だろうし…。んー、これはちょっと嫌な展開になりそうですね…。 ひとまず次巻はシト捕まりそうな予感。徐福と暦がどう繋がってくるか気になるところです。 関連記事:『ZOMBIE-LOAN 8巻』の感想
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マンガ
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2007.12.18 Tue
バイトでウィザード 流れよ光、と魔女は言った 椎野美由貴
「あんたはねえ、あたしが必要って思った時は、呼ばれなくったって、常に後ろに控えていなきゃ駄目なんだから」「可愛くてか弱い妹のために貢献しないと、ひどい目に遭わすわよ!」「か弱いやつはそんなこと言わない……」寄ると触ると口喧嘩。しかし日本国中に埋まっている精霊の力を守るため、日夜“魔法”業務に勤しむ京介&豊花の双子高校生。次々と起こる問題を腕にモノを言わせて解決する兄妹に、思わぬ人物から陰謀がしかけられようとしていた! 第6回角川学園小説大賞〈大賞〉を受賞した学生魔法使いバトルノベル、登場! (裏表紙から引用)
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『バイトでウィザード』シリーズ1巻。 世界中にある光流脈(精霊の力)を人間の負の感情からできる“澱み”から守るため、精霊の力を駆使して戦う新米光流脈使いの話。前にちらっと6巻あたりを読んだら面白かったので、1巻を読んでみることにしました。 んー、コメディとシリアスのバランスが悪いような…。というか、風紀委員の2人が雰囲気ぶち壊しなんですよね。学園パートだけならまだいいかもしれませんが、結構しつこく出張ってくるのでちょっと邪魔。しかも風紀を正そうとするのはいいけど、限度ってものを知ろうよというぐらいやりすぎなので、個人的にはあまり好きじゃないです…。 それ以外の部分はまあ普通かな。光流脈使いが世界中にいるというのは、どうにもこうにも胡散臭く思えてしまうんですけどね。しかもその割には2000人って少ないんじゃ? 京介たちがまだ新人だからかもしれませんが、ひとりひとりの担当区域って狭く思えるので、世界中は無理な気がします。そこらへんはどうなんだろうなー。 主人公である京介&豊花の双子は嫌いではありません。京介は何に対してもやる気がないしかなりクールな人ですが、憲也を気にしているところからすると優しいところもありますよね。最後はやっと礼子の死から立ち直れたし、多少は前向きになるんじゃないかなー。 豊花は天上天下唯我独尊タイプで京介に対して結構ひどいことやってるんですけど、何だかんだ言っても兄が大好き。素直じゃないw 1巻はちょっと微妙でしたが、確か話が進むにつれて面白くなってくるはずなので、ちまちま続きも読んでいきます。2巻手元にないけど。
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2007.12.15 Sat
バッカーノ! The Rolling Bootlegs 成田良悟
最後に笑うのは誰だ!?禁酒法時代、ニューヨーク。 裏組織“カモッラ”は重要な儀式を数日後に控えていた。泥棒カップルはグランド・セントラル・ステーションに着いたばかりだった。マフィアの三兄弟はちょっとした問題を抱えていた。チンピラの少年は思い通りにならない現実にムカついていた。職務に忠実な警部補はそんな彼らを疎ましく思っていた。そして、錬金術師の野望は200年を経て、未だついえる事はなかった。 彼らはまだ、互いに関わりの無い者同士であった。このマンハッタンに“不死の酒”が蘇るまでは――。 (カバー折り返しから引用)
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不死者たちをはじめとするイカれた奴らの「バッカーノ(バカ騒ぎ)」1巻。 今年の7月WOWOWでアニメ化。 アニメで話の展開や結末は知っていましたが、細かいところは削られていたのでなかなか新鮮に読み進められました。 やっぱり登場人物が半端じゃない多さですね。しかも主人公の決まっていない群像劇のためころころと視点が変わるので、慣れてないと読みにくいかなー。アニメの方はこの話に1931年、1932年も同時進行でやっていたから、これの比じゃありませんでしたが。でも色々な人物の行動の結果が複雑に絡み合い、終盤ものすごい勢いで収束していくのは圧巻。ばらばらだったピースが綺麗にはまっていく感じです。 最初と最後にあるアニメにはなかったエピローグでの、語り手の正体が明かされる時も上手いなあと感心。アニメを見ていたのでもしかして…とは思いましたが、何の予備知識も無い状態で読んだら見事に騙されたんじゃないでしょうか。ひとまずメガネが似合ってるような似合ってないような…(笑) あとエピローグで明かされたある一組のカップルの後日談には爆笑。奥手にも程があるでしょ! そんな彼らが大好きです。 次の1931年と1932年もアニメで見ましたが、近いうちに読みたいです。…よ、余裕があれば…。
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2007.12.13 Thu
死が二人を分かつまで 3 前田栄
勝てないと知っているのに戦う。彼は、戦士だから――。たとえ灰になろうとも、カールはエリオットに挑み続ける。せめて私の傍で少し休んで、その身を癒してくれたらいいのに、彼はきっとそれすらも望まない、ならば……。 『J.C.』の部屋を片付けようとしていた時だ。たまたま触れた古いタロットから、ドルイドの老人が不意に出現した。彼はミカエラをカードの巫女と認定し、守るという。面倒事など引き受けるつもりもなかったミカエラだったが、その夜、隻眼の乙女に抱かれて『薄暮の国』で眠るカールを見た。――夢? とはとても思えない。やっぱりカードのせいよね。そんなミカエラの前へ、突然エリオットが現れて告げる。「扉を開き、カールをこちら側へ呼び戻せ」と。 (裏表紙と帯から引用)
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ヴァンパイアやヴァンパイアハンターの物語3巻。 2年ぶりの新刊です。前田栄先生はちゃんと話を終わらせる人だとは分かっていても、さすがに不安を感じ始めていたところだったので、無事に出てよかったよかった。 えー、今回の話を一言で言うと、 恋に狂った女は怖いです。いや本当に。まさかマンガで出てきたロジーヌがこうやって関わってくるとは。マンガでも彼女の最期の行動には壮絶なものがありましたが、今回は「カールは誰にも渡さないわ!」と暴走状態。本来は穏やかな女性だっただけに、余計怖い…。 で、カールを奪われて黙っているはずがないエリオット。…うん、いつもどおりヤバイですね。彼のカールへの執着と独占欲の強さを今回も思い知らされました。腐女子としては萌えますが、カールを取り戻すために手段を選ばない彼が恐ろしい…ブルブル。皆が 「エリオットがこだわる、何かに興味を持つ=カールが絡んでいる」の図式を当たり前のように浮かべるあたりは、乾いた笑いが出ました…。あれだけあからさまだったら当然ですが、モロバレですよエリオット! J.C.も相変わらずカールに執着してるし、このままじゃカールを巡る戦いが勃発しちゃう(勝者はどう考えてもエリオット)!とびくびくしてたけどギリギリセーフ。こんなに色んな人に執着を抱かせ人生を狂わせるカールって、本当に罪作りな人ですねえ…。本人は無自覚&不本意だろうけど。 暗い話の中で今回癒しだったのは、ウォルフ。相変わらずミカエラ大好きな彼に、ニヤニヤしてしまいましたw でも今までもそうだったけど、今回も扱いが酷すぎるorz あそこまで言われてまだ気づかないかミカエラー! エリオットから庇ってくれた時の彼なんてかっこよかったのに、ミカエラってどう読んでも食い意地の張った単純バカにしか思ってないですよこれ! 「食べ物で釣って味方にできる自信がある」とか酷すぎだろ!! 食い意地が張っているのは人狼だから仕方ないんだよ!! ああ、どこまでも報われないかわいそうなウォルフ…。きっと希望はあるさと思いつつも、次で完結らしいので無理な気もする…が、頑張れウォルフ。 あとヘンリーは出番少なかったですが、最後がいい感じでした。気まずい顔…いいよいいよー。J.C.→カールも好きなんですけど、この恋ははっきり言って絶望的なので、ヘンリー×J.C.に期待してみる。 最後エリオットがあんなことになり、ついに「あの御方」が出てくる模様。どんな人なのか気になりますが、それよりも不安なのはカールがその人に気に入られちゃわないかということです。恐ろしいこと言わないでヘンリー! エリオットでさえもあれなのに、それ以上に恐ろしそうな人に気に入られたらもうダメだ。でも今までのことを考えると、かなりあり得るんですよね…。 次が完結予定とのことですが、カールとエリオットの無限ループな戦いにどう決着がつくか気になるところです。カールは幸せに…なれそうにないなあ…。彼だけが心配です。ミカエラは自分でどうにかしそうだし、J.C.もミカエラがどうにかしてくれそうなのであまり心配はしてないです。次は結構早く出てくれそうなので楽しみ。
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小説:著者名 ま行
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2007.12.12 Wed
11・12日の購入本
・死が二人を分かつまで 3 前田栄(新書館ウィングス文庫) ・バッカーノ! The Rolling Bootlegs 成田良悟(電撃文庫) ・EDGE~エッジ~ とみなが貴和(講談社X文庫ホワイトハート) ・英国妖異譚 1~15+SPECIAL 篠原美季(講談社X文庫ホワイトハート)
『死が二人を分かつまで』以外は古本屋で。英国は綺麗なのがセットで安く売ってたんです。買いすぎ? …これだから山が減らないんだよなあ…。
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2007.12.10 Mon
身代わり伯爵の挑戦 清家未森
怪盗(ナンパで美形)VS身代わり伯爵(乙女代表!)パン屋の後継者争いに破れ、うちひしがれるミレーユは、なりゆきでリヒャルトのために恋のショールを編むことに。しかし、編みかけのショール(もどき)を美形でナンパな怪盗に盗まれ怒り爆発! 乙女の執念で怪盗捕縛に挑むミレーユは、シアラン王家にまつわる陰謀に(自ら)巻き込まれてしまい…!? かくして『身代わり伯爵』の恋と暴走の挑戦がはじまる!! いちゃいちゃ指数上昇中、胸キュン王道ファンタジー第3弾! (裏表紙から引用)
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3巻。 あー王道万歳! ニヤケ笑いが止まらなくてやばかったですw ラブ方面は相変わらず。でもちょっとずつ進展してますね。色んなシーンで全力で反応しまくってでも抑えようと頑張ってるリヒャルトがたまりませんww 最後は今までの鬱憤晴らしとばかりにちゃっかりラブラブしてましたwww ミレーユはこの人は天然だからとか見当違いなこと考えてますが、違いますから。確かに天然なところもありますけど、最後のは確信犯。 あとはミレーユが自分の気持ちに気づいてくれれば、一気に進展してくれると思うんですけどねー。まあ今の状態も十分に楽しいですから、のんびり待ちます。でもあんまりのんびりしすぎてると、シアラン絡みでリヒャルトが遠くへ行ってしまいそうですが。 あと着々と逆ハーレムが出来あがりつつあるような…? 本人が色恋沙汰に鈍いからそういう雰囲気は出ないし、完全にベクトルはリヒャルトに向いているので大丈夫そうですけど。ビーンズは逆ハー多いなあ…。これぐらいだったら許容範囲ですが。 今回はついにシアラン王家の謎やリヒャルトの意外な事情もちょこっと明らかに。それに伴ってツンデレ王女セシリアの出番も急増で、彼女の魅力を堪能させてもらいました。うーん、ツンデレって素晴らしいw 最後フレッドとフラグが立っていましたが、どうなるんでしょうか。結構好きな組み合わせなのでくっついてほしいです。 人間関係は思ったよりも複雑なようで。伏線は1巻からちょこちょこ張られていましたが、まさかそう来るとは。分かってはいたけど、予想以上にリヒャルトの事情は重いなー。 最後の展開からすると、まだまだシアランはしつこくミレーユたちに絡んでくるようなので、リヒャルトは色んな意味で苦労が耐えそうにないです。頑張れリヒャルトー。 関連記事:2巻『身代わり伯爵の結婚』
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小説:著者名 さ行
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2007.12.07 Fri
プリンセスハーツ~両手の花には棘がある、の巻~ 高殿円
「なんであの女が城にいるんだ。し、し、しかも、みんなが言ってる。あの女はお前が呼び寄せたんだと。俺の――あ、愛人に…!」ルシードが北へ遠征中、ロ・アンジェリー城の大公妃ジルのもとへ、愛妾選考会で選ばれた美しい伯爵令嬢オルプリーヌが花嫁行列をなしてやってきた! 突然の事態にジルを除いて城は大混乱。そんななか凱旋してきたルシードは、自分の愛妾の出現に驚愕! ますます大混乱の王宮で、オルプリーヌが意味あり気な行動を…!? マシアスの意外な過去も明かされる! 華の王宮で、恋と野望は止まらない! (カバー折り返しから引用)
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ある目的のために協力中の仮面夫婦物語第2巻。 今回は愛妾の出現でルシードもジルも、自分でも分からない感情に振り回されてます。 あくまでもパルメニア打倒のために協力してるだけであって恋愛感情はないはずなのに、どこまでも平然としているジルにショックを受けるルシード。あーもう、それはジルに嫉妬してほしいんでしょww 怒鳴ったり寂しそうな顔をするだけでは、ジルは気づいてくれませんよー。というか、いい加減自分の気持ちに気づこうよ。 ジルもジルで、全くもってショックを受けてないかと思いきや、「もにょもにょしたもの」を感じている様子。特に最後の方の、オルプリーヌを優先したルシードを心の中で罵りながらやけ食いする姿にニヤニヤ。それは、嫉妬ですよ! お互いに特別な感情を抱きつつあるのに、どちらも素直じゃない上に鈍いからなかなか進展してくれないのがまたじれったいけど楽しいw 後半からなにやらきな臭い感じがしてきましたが、…「――つづく――」って何ー!? ものすごいところで終わってる上に、全ての謎は次回に持ち越されてるものだから、続きが気になってしょうがないですよ! リドリスの変貌も気になるし。今回の彼の言い分は、はっきり言って信じられないんですけどね。今度は何を企んでいるのやら。 あと、最初の方でちらっと出てきた「目がぱっちりする薬」もちょっと気になってるんですが…。 次は早く出るそうなので楽しみ。リュリュカがいいキャラしてるので、もっと出てきてくれると嬉しいかも。 関連記事:1巻『プリンセスハーツ~麗しの仮面夫婦の巻~』の感想
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小説:著者名 た行
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2007.12.05 Wed
今夜きみを奪いに参上! ―紅の宝玉― 響野夏菜
――今夜十二時、きみを奪いに参上 〈空の旅団〉――〈空の旅団〉は、どんな強固な警備もくぐり抜けるという謎の盗賊団。「盗みに入った屋敷の令嬢の心まで奪う」と言われる彼らが狙ったのは、ファロン王国にある宝玉〈一つ目の涙〉。そしてある朝、侵入不可能なはずのファロン王妃の寝室に旅団からの盗みの予告状が! 城は厳戒態勢をとるけれど、王女のイリーシェは〈空の旅団〉に興味津々。謎の旅団をひと目見ようと寝室を抜け出して…!? (カバー折り返しから引用)
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響野先生の新シリーズは、ある目的のために9つの宝玉を探し求める盗賊団の話。 面白かったです。表紙やあらすじからコメディかと思ってたら、結構シリアスな話でした。設定的にはいくらでも暗くできる話ですね。 好感の持てるキャラばかりでしたが、ヒロインのイリーシェは特に好きです。好奇心が強く、気が強いけれど人のいい少女。出自や〈力〉のために辛い思いをしていますが、それでも前に進もうとするところがいいです。 恋愛相手は、やっぱりエイラーンかな? エイラーンは確実にイリーシェに惚れてますよね。好きな子ほどからかいたくなっちゃうのがよく出ていて、彼とイリーシェの会話はニヤニヤが止まりませんw でもアナベラスもイチオシ。最後の方の「わたしはその百倍を覚悟していました」に、アナベラス×イリーシェもいいかもしれない!と気づきましたww 今はまだイリーシェ母に忠誠を誓っていますが、一緒に旅をするうちに感情の変化が出てくるんじゃないかと期待しています。 禁断の兄妹愛も好きでした。ハイデリムトとイリーシェの想いが切なくて…。悲しみをこらえてイリーシェを送り出したハイデリムトには幸せになってほしいですが、どうかなー。 イリーシェはしばらく兄のことを忘れられないだろうから、恋愛が発展するのは少しかかるかな。 そういえば、響野先生って兄妹で恋に落ちるケース多いですね。 今回はイリーシェの旅立ちがメインだったので、せっかくの盗賊団があまり活躍していないのが残念ですが、次回からばんばんやってくれそうです。続きは3月らしいので楽しみ。その前にダナークも出ますしね♪
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小説:著者名 は行
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2007.12.03 Mon
1/2のヒーロー 九尾の巻 七穂美也子
天狐と鉄鼠、争いに巻き込まれた聖が勝負!大百足を退けた聖たちは、晴明からまた借りした火浣布を返すため伏見稲荷へ向かう。だが、京都を満喫する聖と譲葉をよそに、鷹矢は何か考え込んでいた。それは、火浣布を借りた礼に持ち主の頼み事を聞かねばならないこと。けれど、天下の名刀・子狐丸が伏見稲荷に帰っていると晴明から聞かされた鷹矢は、それをどうにか手に入れたくて…。今度の勝負も負けられない! 新・怪感ファンタジー。 (カバー折り返しから引用)
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『1/2のヒーロー』6巻。 今回は九尾の頼みで鉄鼠退治。 今回もいつもどおりイカサマ勝負で戦ってます。結構強引な理屈もありますが、勝てばいいんです勝てば。スポーツじゃないんだし。 でも狐族はあの決着じゃ納得しないんじゃないかな…。 個人的には今まででの中でもかなり楽しめた話です。おそらく九尾の存在が大きいかと。こういう、ちょっと口は悪いけど面倒見がいいタイプは好きw 片山先生のイラストもまたかっこよくて。あと獣耳属性はないから耳はいいけど(でもちょっと触りたい…)、尻尾はかなり触りたい! 本文中で尻尾の動きが書かれるたびに手がむずむず。 九尾はまた出てきて欲しいですが、どうなんでしょうかねー。次回も京都のようだし、子狐丸絡みで出てきそうな気もするんですけど…。 聖と鷹矢は今回はそこまでいちゃいちゃしてませんでしたね。状況が状況だったから仕方ないですけど、鷹矢は欲求不満になってそうです(笑) 晴明様は相変わらず聖と鷹矢の関係を面白がってるなと思ってたら、本人もはっきり言っちゃったー。でも面白がるだけでなく、ちゃんと後押ししたりしてくれてるのがいいですw 最後もさらっといい動きしてましたし。これからもまだ出てきそうですね。 次回も京都編。次は何の妖怪が出てくるんでしょうか。
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小説:著者名 な行
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2007.12.01 Sat
シュバルツ・ヘルツ―黒い心臓― 燃える湖底のラム(後編) 桑原水菜
君を逃さない、ケヴァン。 ――破壊と解放の翼。僕が願い、手に入れた唯一の翼。――閉ざされた国〈アースガルズ〉を開く鍵は、「ロキの隠匿石(かくしいし)」と呼ばれる石版。古の超騎士が残したメッセージのままに、石版のありかを知るレディ・ラムを探す奏とケヴァン。石室に刻まれた記号を手がかりに古代遺跡を訪れた奏の「黒い心臓」は岩刻画を解読し、新たな手がかりを得る。一方、少年を追って支笏湖に引きずりこまれたアイザックが目にしたのは閉ざされた湖底都市だった。 (カバー折り返しから引用)
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「黒い心臓」を巡るシリーズ第6巻。 興奮しすぎのためにいつも以上にとりとめのない感想になってます。ごめんなさい。 超騎士たちはひとまず一時休戦して一緒に探せばいいのにと思いますが、話自体を信じてないからダメですねー。嘘だと決め付けずに調べるぐらいはすりゃいいのに。なかなか上手くいかないもんです。 今回も色々話が動いてました。 まずアイザック。今回は湖底に足止めされてるため出番の少ない(…)彼ですが、ケヴァンをただ憎むだけでなく、彼が裏切らざるを得なかった理由に目を向け始めたのが進歩ですね。亜佐美さんのナイスな助言のおかげです。まあ、思ったよりもザックは色々見ていたようなので、ちゃんと目を向けさえすればケヴァンの言うことも理解はしてくれるんじゃないかと。赦すことはできないでしょうが。ザックにとってケヴァンは複雑な感情を引き起こす、特別な人だったから余計…。 あと相変わらずむっつりスケベだなw 10歳の少女に何しようとしてるんですかこの人は。 次に内海。まさかあれをしてしまうなんて…! ケヴァンと一緒に私も唖然。いやグッジョブだけど! ちょっと萌えたけど!! でもケヴァンにしてみれば、遼太郎だけでなく内海の命も背負わされてしまったわけだからたまったもんじゃないですよね。つくづく苦労を背負ってしまう人だ。 これで内海とケヴァンがどういう関係を築いていくのか、気になるところです。内海はなんだかんだ言いつつもケヴァンがすでに放っておけなくなってますしねw ところで奏、「オクテの新婚さん」という例えはどうなんだ…。そういえば、ちょっと変だけどまともな部類に入ると思ってた遼太郎は、全然まともじゃありませんでした。精霊術を使うと黒くなるというかドSになるのねー…(遠い目)。先生の言うとおり、ケヴァンは本当にこのテの人に好かれやすい…。 ケヴァンは今回やっと元の姿に戻ってくれて嬉しいです。ルドルフグッジョブ…! 美咲が元に戻ったケヴァンにドキドキしているのは、女の子だなあと微笑ましくなりました。 あと奏が元のケヴァンを見て懐かしく思ってドキドキしているシーンは萌え。 アランが一時的に仲間になってくれたのも嬉しい。アラン男前w んで。今回最も私の萌え心を刺激した問題のシーン2つ。 その① ルドルフ顔近づけすぎ…!どさくさに紛れてケヴァンに何してるんですかー!! しかもいちいち言い方がエロい…!! ちょっと興奮しすぎて心臓が…ハアハア。 アドフルへの報復として彼の持っていたものを全て奪うと宣言してるルドなので、これからもしつこく付け狙ってきそうだな、ケヴァンの精神が持つかなと思いつつも妄想は止まらない。ごめんなさい。 その② 兄さん言い方エロ過ぎ…!しかも恍惚としてるあたりがエロさに拍車をかけてます。精神レイプされたケヴァンにしてみればトラウマになるのも当然な場面でしたけど、アドルフにとっては素晴らしい思い出になっているに違いないよ。でも私もちょっと内容が気になる…。「倒錯的なこと」って何さ…。 最後色々気になる謎も増えてきて、しかもルドがまた暗躍しているのでもう早く続きが読みたいです先生! 次は3月か4月? ああ待ち遠しい…。
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小説:著者名 か行
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