「 2008年02月 」 の記事一覧
2008.02.29 Fri
バカとテストと召喚獣3.5 井上堅二
アイツの水着やいかに!?明久と葉月の出会いを描いたハートフルな『予習編』、恋文をもらった明久をサーチ&デス?『僕と暴徒とラブレター』、雄二が人生の墓場へ!?『俺と翔子と如月ハイランド』の3本に加え、ムッツリーニ」」暁に死す!『僕とプールと水着の楽園』&たまにはこんな休日を『僕とバイトと危険な週末』の書き下ろし2本を加えた、青春エクスプロージョンショートストーリー集! 「おかしくない? なんだか3人は死んじゃってるような気がするんだけど!?」(by 明久) (裏表紙と帯から引用)
追記を読む »
『バカとテストと召喚獣』4冊目は短編集。 『予習編』 明久と葉月の出会い、そして明久が『観察処分者』になった経緯。 …明久たちは1年の時から変わりませんねー。これなら『観察処分者』になっても仕方ないかなと思いつつも、全ての責任を引っ被ってしまったような感じなのでちょっと可哀相な気がしなくもないです。いやでも、鉄人の私物まで持っていっちゃったんだからなあ…。 あと明久の金遣いの荒さもよく分かりました。趣味にお金を賭ける気持ちはよく分かるけど! 『僕と暴徒とラブレター』 明久がもらったラブレターをめぐって、FクラスVS明久開始! 今までのことから考えてもそうなるだろうなとは思いましたが、「お前だけを幸せになんかさせるもんかー!」と無駄に団結力を発揮して襲い掛かってくるFクラスの男ども、すごいです。オチは…いつもどおり。明久、頑張って生き延びろ。 『俺と翔子と如月ハイランド』 2巻の召喚大会でもらったペアチケットで、翔子と雄二が如月ハイランドへ。雄二視点。 もう君たちくっついちゃえYO!と言いたくなりました。翔子は雄二に一途で結ばれるためなら手段を選ばず、雄二はそれから逃げ回る。基本は変わらないんですが、雄二視点になるとやっぱり色々見えてきますねー。何だかんだ言って、本当は翔子のことを大切に思っているのにニヤニヤw 逃げ回っているのも、翔子が間違った人生を歩まないようになんですよね。 どうやらこの2人には過去に何かがあって、それから今の関係が出来上がったようですが、それでも翔子が雄二を好きなことには変わりないと思うんですよ。あの満面の笑顔からして。 この2人の恋模様もとても気になるので、スピンオフとして雄二視点のシリーズ書きませんか井上先生? 『僕とプールと水着の楽園』 明久と雄二がプールを掃除する代わりに、自由に使っていいということで、皆で遊ぶ話。 ガスまで止められてるなんて…! 毎日の食事が水と塩というだけでも酷いのに、どんな生活を送ってるんですか明久!? 注目の水着は…うん、色々すごかったけど、やっぱり秀吉が1番ヤバイ。だから何で君はそんなに色気たっぷりなんですか。トランクスタイプと言っておきながらの不意打ちにはびっくりです。でも最後のチビ秀吉のスクール水着も可愛かったですけど! その他にも色々笑いました。水中鬼とか、生存権を賭けた競争とか。 『僕とバイトと危険な週末』 生活費を稼ぐために喫茶店でバイトをすることになった明久とその仲間たちのドタバタ騒ぎ。 ウェイトレス…! 個人的にはこっちの方が破壊力高かったです。秀吉可愛すぎだ! 明久の失敗のあたりは、この巻の中で1番爆笑。あー可愛いw 確かにこんなバイトいたら、笑いをこらえつつ温かく見守りたくなりますね。 で…最後の最後に 新キャラ登場フラグ!? 玲…男かな。でも女でも可能な名前ですよね。話の流れ的に明久の兄弟もしくは姉妹ですが、どんな子なのか非常に気になります! 関連記事:『バカとテストと召喚獣3』の感想
«追記を閉じる
スポンサーサイト
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 あ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.28 Thu
バカとテストと召喚獣3 井上堅二
「――皆、女子風呂の覗きに興味はないか?」学力強化合宿を翌日に控えたある日、明久のロッカーに一通の手紙が置かれていた。「こ、これはもしや……!」胸ときめかせながら封を切る明久だが、その中身は「あなたの秘密を握っています」という脅迫文と、明久の恥ずかしい写真の数々だった! 犯人を探し出すため、やはりここは女子風呂を覗くしかない!? さあ行け! 我らがムッツリーニ! 「あ、あれ? 僕の出番は?」(by 明久) 超人気御礼! 青春エクスプロージョン系ラブコメ第3弾! (裏表紙とP96から引用)
追記を読む »
『バカとテストと召喚獣』3巻。 今回は学力強化合宿で、脅迫の犯人を捜しだすという名目で女子風呂を覗くために先生女子連合軍と戦う話。 バカすぎる! (※褒めてます)当初は犯人を見つけるため、僕と雄二の平穏な未来を手に入れるためという目的があったのに、途中から女子風呂を覗くという手段が目的になってるよ! 雄二はともかく、明久はあそこまで覗きに固執してたら、女装写真をばら撒かれなくてももう変態のレッテル貼られてるんじゃ…。 いやー、でも明久たちだけじゃなく、他の男たちもバカですよね(※褒めてます)! 雄二の口車にまんまと乗せられて、先生たちに怒られても殴られてもめげずに「理想郷に到達するんだー!!」と仲間を庇いあいながら頑張る姿には呆れつつも感心しました。こういうことには無駄に団結力高すぎです。それはこの作品のキャラらしいですけど。 最後のオチは…まあしょうがないよね! あと秀吉は異常に可愛すぎ。そしてどうしてそんなに反応が、明久に好意的なんだ!? 嬉しいから困るって…!? その一方で、恋愛にも大きな変化が。ある誤解がきっかけで美波が最後に思い切った行動に出るわけですが…最後の最後にこうなるとは。次回からは確実に明久は美波を意識するようになるだろうし、瑞希もこのまま黙っているはずがないので何かしら行動に出てきそうです。気になるー。 でも明久争奪戦のダークホースは秀吉の気が(爆)。 次は短編集。秀吉の水着…。 関連記事:『バカとテストと召喚獣2』の感想
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 あ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.28 Thu
購入予定の3月新刊
本 ・3/1 伯爵と妖精 誰がために聖地は夢みる 谷瑞恵(集英社コバルト文庫) ・3/1 ヘブンリー あなたに腹が立つ 野梨原花南(集英社コバルト文庫) ・3/1 グランドマスター! 道連れは王子さま 樹川さとみ(集英社コバルト文庫) ・3/1 1/2のヒーロー 玄武の巻 七穂美也子(集英社コバルト文庫) ・3/1 今夜きみを奪いに参上! 忘れられた楽園(集英社コバルト文庫) ・3/1 アンゲルゼ 孵らぬ者たちの箱庭 須賀しのぶ(集英社コバルト文庫) ・3/1 コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-4- ZERO 岩佐まもる(スニーカー文庫) ・3/21 黄金の魔女が棲む森 麗しき悪霊の姫(上) 麻木未穂(トクマ・ノベルズEdge) ・3/25 テイルズ オブ イノセンス 昇華する約束 金月龍之介(スーパーダッシュ文庫)
マンガ ・3/5 金色のコルダ 10 呉由姫(花とゆめコミックス) ・3/13 のだめカンタービレ 20 二ノ宮知子(KC KISS) ・3/19 ゴールデン・デイズ 8 高尾滋(花とゆめコミックス) ・3/20 八犬伝―東方八犬異聞― 8 あべ美幸(いち*ラキコミックス) ・3/21 ピアノの森 15 一色まこと(モーニングKC) ・3/25 君に届け 6 椎名軽穂(マーガレットコミックス) ・3/25 ユーベルブラット 7 塩野干支郎次(ヤングガンガンコミックス) ・3/28 tactics 10 木下さくら×東山和子(ブレイドコミックス) ・3/28 僕と彼女の××× 5 森永あい(ブレイドコミックス)
…なんか、やけに多いよ? マンガは4冊姉が買いそうですが、小説は自分持ちだからなあ…。というか、コバルト多すぎ。 『黄金の魔女が棲む森』は、もしかしたら買わないかもしれません。その前のやつまだ読んでないので。
購入リスト
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.26 Tue
ダナーク魔法村はしあわせ日和~ただしい幻獣の飼い方~ 響野夏菜
魔女と警察署長のトラブル恋愛!ダナーク村恒例の暮れの大掃除で、大事件発生! 魔法書庫の掃除担当のビーが、禁断の書を蹴倒したせいで、封じられた魔獣たちが解き放たれてしまったのだ! 村人総出でなんとかすべての魔獣を回収したものの、最後に正体不明の奇妙な卵が残されていた。イズーは監視を任されて!? 青年警察署長イズーと突撃魔女ビーのマジカル・コミカル・ファンタジー! 表題作に加え、3作品を収録。 (カバー折り返しと公式サイトから引用)
追記を読む »
『ダナーク魔法村はしあわせ日和』シリーズ5冊目にして短編集。そして最終巻。 「クライン署長の優雅ではない休日」 1巻と2間の間。 イズーがダナーク村に来てから初の休日の話。 ただでさえ魔法関係は苦手なのに、事件に巻き込まれた挙句魔物に焼き殺されそうになるなんて、イズー哀れ。まあ、このシリーズはイズーの受難話ですから、いつものことなんですけど。この頃は多少ビーのことを気にかけつつも、まだそこまで意識してないようですねー。 最後に全て自分のせいにされたシーカー、ご愁傷様でした。 「うるわしのエラ」 3巻と4間の間。 魔女たちの名前につく「エラ」の意味を知るためにイズーが奔走する話。 今度は一つ目の豹に殺されかけたイズー。こんな目に遭えば切れたくもなりますね。てか、「ただしい~」でも思ったけど、ビーに書庫の仕事をさせるのはかなり危険だと思います。 アガードの名前にエラがついていないのが何故か、非常に気になる。アガードは本来魔女長候補じゃなかったこととかに関係あるのかしら? 「たのしい使い魔生活」 3巻と4巻の間。 アガードの逆鱗に触れてしまったために、数日間使い魔コウモリに変えられた話。 イズーコウモリ、私も連れて帰りたい…。銀色で、しかも一丁前にガンベルトつけてるのが可愛いです。 イズーがかなりビーのことを意識していて、ギャラントとの仲を疑ったりしているのがもうたまりませんなーw それを調べようとしてタブーに触れてしまったのはご愁傷様としか言いようがないですけど。4巻でビーの出生が明らかになった後に読むと、ビーの父親について訊ねた時の皆の反応の意味がよく分かります。 「ただしい幻獣の飼い方」 4巻の後。 あらすじ参照。 あーもー! くっついた2人の会話などにニヤニヤが止まりません!! イズーは今まで以上にビーにドキドキして、ちょっとしたことでも喜んでるし。ビーはビーで、色仕掛けしたりイズーのことを今まで以上に心配したり…。イズーが心配していることを知った時の雰囲気とか、たまりません。 ピーちゃんについては、どう考えてもビーの責任ですね…。ピーちゃんはこの後イズーの使い魔になってたりするのかな。そしてビーと喧嘩ばかりして、2人きりにさせないようにしてるのかな。これで終わりだから想像するしかないけど…。 最後の村全体の温かい雰囲気が大好きです。 ということで、本当にこれで終わりだそうです。…いい話なのになあ…。句読点が多くてちょっと読みにくいけど、適度にコメディとシリアスがあって、キャラもよくて、イラストも話に合っていて…。そもそも全然伏線回収し切れてないし! 4巻でなんとかイズーとビーがくっついて、ビーの出生も明かされたけど、敵の目的とかイズーの出生も含めた過去とか全く明かされてないよ…。 確かに売れ筋路線ではありませんが、十分面白いしネットでの評判もよくて、そこまで売り上げ悪くなかったはずなんですけどねえ…。コバルトはともかく即時打ち切りは止めてくれよ…。 非常に残念です。どうか『今夜君を奪いに参上!』は打ち切りになりませんように。 関連記事:4巻『ダナーク魔法村はしあわせ日和~いとしのマリエラ~』の感想
«追記を閉じる
テーマ:コバルト ・ コバルト文庫 - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 は行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.25 Mon
マーベラス・ツインズ ①謎の宝の地図 古龍(著)・川合章子(訳)
「人をだまそうってんなら、もっと賢くなきゃ。……俺みたいにね」極悪人に育てられながらも、愛嬌たっぷりで独特の魅力を持つ少年・小魚児(しょうぎょじ)。ひとり江湖を旅する彼が、ふとしたことから武術の達人たちがこぞって欲しがる「宝の地図」を手に入れる。この宝をめぐる攻防戦に、天下一の悪童・小魚児の悪智恵(!?)が冴える! やがて小魚児は、宿命のライバルとなる白面の美少年・花無缺(かむけつ)と出会う。 痛快エンタメ小説『絶代双驕』本邦初翻訳。台湾の人気作家・古龍が放つ究極の娯楽大作、第1巻!! (裏表紙とP31から引用)
追記を読む »
初GAMECITY文庫。創刊されたばかりだけど。 天下に名高い十大悪人のうち五人に育てられた小魚児が、次々と周りの人たちを騙していくのは確かに痛快。でもいつも上手くいくわけでなく、たまに本当に追い詰められて焦っている時もあるので、それがまた先を読みたくさせるんですよね。 また小魚児は多少自信過剰で鼻持ちならないところもありますが、どこか憎めない魅力的な少年なので、彼に皆が惹かれていくのも分かります。悪いこともするけどいいこともするし、人を助けたりもする。まあ、たまに「うわー、それはダメだろ」と顔を覆いたくなる時もありますけど。九妹に殺されかける原因となった出来事とかね。 武侠小説なので、武術の達人もバンバン出てきますね。個人的には大半が胡散臭く感じられますが。でたらめ過ぎる強さ。ただそんな達人たちがあっという間に退場していくのはちょっともったいない気が。武侠小説だから仕方ないんですけど。 とまあ、面白いことは面白かったんですが…どうもちょっと肌に合わないんですよね。というよりも、メインキャラである九妹と花無缺があまり好きになれないのが一番の原因かと。 同じ傲慢でも九妹は小仙女より人を見下してくる感じが強くて、最初から好きになれなかったんですよね。多少可愛いところはありましたが、最終的に彼女が小魚児に取った行動がちょっと…。あれは小魚児も悪いですけど。最後はあんなことになってしまいましたが、個人的には自業自得としか思えません。 花無缺は花無缺で、フェミニストが過ぎるかなと。フェミニストは嫌いじゃないですが、小魚児に対して言ったことが鼻についてしまって。女は確かに大切にされるべきですが、だからといって女が何をしても許されることはないです。女に殺されそうになったら男が抗うのは当然だと思いますよ。そこがどうしても気になってしまって、あまり好きになれませんでした。まだ出番が少ないので、これからの展開次第では好きになるかもしれませんけどね。 何か真面目に語ってしまってすいません。 謎の宝の地図がどうして複数もあるのかとか、それを仕掛けたのは誰なのかとか、小魚児と花無缺の関係など気になりますが、2巻は様子見します。
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 か行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.23 Sat
聖霊狩り 神に選ばれしもの 瀬川貴次
「邪魔はさせぬ。このときをずっと――大銀杏の下で待っていたのだから」鎌倉で相次ぐ怪異を調査し鎮めるため、御霊部は多忙を極めていた。そんな中、柊一は突如動き出した鎧兜に襲われ、桜田裕樹の召還した神霊によって助けられる。だが、柊一には力を使う裕樹の姿がまるで操られているように見えて…!? 一方、御霊部に恨みを持つ山科時重は、鎌倉と因縁深い怨霊が目覚めていると知り、悦びに震える。それは時重の望む、さらなる混乱と崩壊をもたらすもので!? (カバー折り返しとP87から引用)
追記を読む »
『聖霊狩り』14巻。 いい年こいて、時重は本当にどうしようもないな。今までもそう思ってましたが、今回も強く思いました。三つ子の魂百まで、と言いますが、こうも昔から成長してないと呆れを通り越して笑えてきます。次々と怪異が起こる上に裕樹を操って謎のものが干渉してくるというのに、とんでもない方法でとんでもないものを呼び起こしてくれましたからね。息子の時経が冷ややかに見るのも仕方ないよ。まあ、時経も止めろよ!と思いますが、彼は彼で複雑な想いを抱えてるようですしね。今後どういう行動に出るか気になるところです。根は悪い人じゃないんだけどなー。 ところで、やっぱり誠志郎の隠された能力はそろそろ発動するんですか? 「入らずの森」編では飛び抜けた霊感と魂鎮めの歌だけでそれ以外のことについては書かれてませんでしたが、「鎌倉編」に入ってからちらちら描写が見られるんですよね。誠志郎が1番好きな私としてはちょびっと期待したいところですが… その場合、主人公なのにただでさえ薄い柊一の影がますます薄くなる気が。…が、頑張れ柊一! あと、美也って誠志郎にはほんの少し態度が柔らかいんですね。前々から、早紀子以外(あとは家族とか)興味ないのに誠志郎には優しいよなと思ってたんですよ。ものすっごく分かりにくいですけど。誠志郎の人徳? 次で「鎌倉編」は終了らしいので、かなりの盛り上がりを見せそうです。このままではいとこ同士で争いが発生しそうですしね。裕樹もいい加減しっかりして欲しいもんです。ヤミブンの見せ場もしっかりありそうで楽しみ。 …で、『闇に歌えば』の続きもちゃんと復刊されますよね? 誠志郎好きとしては、ぜひとも最後まで出して欲しいです。9巻ぐらいまでしか読んだことないので。
«追記を閉じる
テーマ:コバルト ・ コバルト文庫 - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 さ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.21 Thu
バカとテストと召喚獣2 井上堅二
「アンタらは小細工なしの実力勝負でブッ倒してやる!」いよいよ学園祭! 文月学園ならではの試験召喚大会も催される。明久たちFクラスの面々は先の戦争に負けて以来「みかん箱」「ござ」という極貧の設備に甘んじてきた。そんな劣悪な環境と超頭の悪いクラスに絶望した瑞希の父親が、なんと娘に転校を勧めている――と明久は美波から打ち明けられる。憧れの瑞希の転校を断固阻止する為、明久は学園祭の出し物で資金を稼ぎ、人並みの設備を購入、さらに召喚大会での優勝を画策するが!? えんため受賞作第2弾。 (裏表紙とP230から引用)
追記を読む »
テストの点数に応じた召喚獣を呼び出して戦ったりする学園ラブコメ2巻。 今回はあらすじにもあるように、瑞希の転校を阻止する為奔走する話。途中から学園の存亡を賭けた陰謀が関わってくるものの、基本コメディなのでそんなにドロドロしたものじゃありません。ウェイトレス拉致は普通に犯罪だけどね! 今回もぷっと笑うようなノリで、読みながら何度も吹き出してしまいました。皆明久に対して「バカ」連呼しすぎですw バトルも1巻では多少単調なものになっていたのが、2巻では描写が上手くなったのか迫力があって燃えました。特に最終決戦はね、もうね。頑張った明久がかっこよかったし、雄二と明久のコンビネーションも素晴らしいよ。それまでの戦いは、どう見ても悪役ですけど。特に「ふはははは! 無駄無駄無駄ぁっ!」と叫ぶ雄二はどこの悪役ですか。 そんな一方で、密かにラブバトルがヒートアップしていたのにはニヤニヤ。今回は女の子たちの危機にぶち切れて助けに入る明久もかっこよく、こりゃ惚れちゃうよなと納得。なんか瑞希が妙に怖くなってるし、美波は相変わらず凶暴なので、2人から殴られまくっている明久にはちょっと同情しますが。でも打ち上げの時の2人は可愛かった。ただ、今のところさりげに秀吉が1番リードしているのは気のせいですか…? というか、1巻では個人的にはそれ程でもなかったのに、何か2巻はかなり可愛くてこれで男は詐欺だろーと思ってたら、明久がいいこと言ってくれました。そうだね、 秀吉の性別は「秀吉」でいいよね。 あと雄二と翔子の将来を賭けたバトルもヒートアップしていてニヤニヤ。雄二と結婚するためならどんな手段でも使う翔子は一体どこまで壊れていくのやら。そして頭の回転が速くていつも余裕綽々、今回も悪知恵を働かせていた雄二はどこまで耐えられるのやら。個人的には雄二の焦りっぷりが楽しいから、もっとやれやれーと思ったりwww 3巻はますますおバカなノリになるようで。 関連記事:『バカとテストと召喚獣』の感想
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 あ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.19 Tue
君のための物語 水鏡希人
「私」と「彼」をめぐる数奇な運命を綴った物語。華やかさとも成功とも無縁で、幸福や繁栄は手に入らない対岸のもののように感じられる、そんなひとりぼっちの冬の寒い夜。ひょんなことから死にそうな目に遭った私を救ったのは、奇妙で不思議で美しい「彼」……レーイだった。 出会いと喪失をいちどきに運んだ不思議な力、老婦人の昔日の想いが込められた手鏡と櫛、天使をも魅了する声を持つ女帝とも称された歌姫、そして「彼」を追う魔術師――私は彼にまつわる不思議な事件に巻き込まれ、そして――? 第14回電撃小説大賞<金賞>受賞。「彼」と「私」をめぐる数奇な運命を綴った物語。 (カバー折り返しと帯から引用)
追記を読む »
ほぼ不老不死の「彼」と、作家志望の「私」の交友を描いた物語。 いいお話でした。 いくつかの出来事を通して謎めいたレーイの正体が明かされていき、それと同時に私との友情も着実に積み重ねられていく…。あまりライトノベルらしくなく派手な部分はないんですが、ひとつひとつの話がよく、展開も丁寧に進んでいくので安心して読み進められます。しっとりと落ち着き、切なさと優しさが漂う雰囲気が、本当によかった。特に始まりである一章。 イラストも透明感があって、話によく合っていました。 ラストで明かされる話の仕掛けは、そういうことだったんだと納得。全部書き終わった後のレーイの反応が見たかったw その他にも作中作が気になりますね。私も読んでみたい。 あと出てくる女性たちも魅力的でした。セリアとかもよかったですが、個人的には明るいマーリーがお気に入り。これからも私に迷惑かけてるんだろうなー。 綺麗に終わっているので続編は出ないでしょうが、新作が出たら買うつもりです。 今だから言うけど、実は読むまで女主人公だと思ってました。
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 ま行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.17 Sun
THE DAY Waltz 2 前田栄
邪魔する相手は叩きのめす!《解ったよ、パウロちゃん! ホムンクルスを作ろう!》 重要なのは、ミッションをクリアすること。邪魔する相手は徹底的に叩きのめすのみ。 という訳で、パウロは錬金術オタクのフィラレテスを丸め込み、『THE DAY』の中で、味方とするべくホムンクルスを作る。材料は賢者の石(未完成品)、そしてフィラレテスの『それ』。そうして生み出されたホムンクルスは、フィラレテスの本名を取って、レオシュと名付けられた。ところがこのレオシュ、どこか変な気がして……? タイムリミットは夜明けまで。命がけのアルケミック・ミッション!! (裏表紙と帯から引用)
追記を読む »
その日一日だけ時間を切り離され、永遠に同じことを繰り返す『THE DAY』を舞台に繰り広げられる物語2巻。 いやー素晴らしいまでの俺様ですね、パウロ。今回はあれを見て動揺するなどの普通の部分も見受けられましたが、それと同時にますます俺様と腹黒さに磨きがかかったような気が…。しかも、私もフィラレテス同様、現在の軟禁状態のせいでそういう性格になってしまったのかと思ってたんですが、どうやら昔からのようだったようで…。うん、敵に回したくないわ。 フィラレテスは相変わらず能天気でお人好し。パウロの歯止め役となろうとしてますが、何だかんだ言って最終的に丸め込まれているのであまりなってませんね。ジャパニメーションマニアも相変わらずで熱く語っていますが、私も同じくアニメ好きなので大半分かってしまいました…。今回は特にガ○ダムが多かったので余計。 話としては、レオシュが加わったことで色々動き始めたというところ。誕生時から怪しさ大爆発の彼(これでどうしてフィラレテスは気づかないんだろう)ですが、最後に正体は大体分かりましたね。彼の呟きからして、これからは現実世界の方でもちょっかい出してきそうです。そうしたら、今回も妄想激しいパウロ狂のカロリナも出番増えるかなー。 『THE DAY』の『彼女』にしても、最後のことがきっかけでまたパウロとの関係が変わりそうですが、どういう方向に転ぶのやら。レオシュが関わってるから、そう簡単にいい方向には転ばなそうです。 あと今回初登場の隊長はいい味出していてお気に入り。 あとがきによると『死が二人を分かつまで』だけでなく、これもこれからは文庫書下ろしだそうで。雑誌の方でも新作が始まるようですし、大丈夫ですかね…。続きは気長に待ちます。 関連記事:『THE DAY Waltz 1』の感想
«追記を閉じる
テーマ:ウィングス文庫 - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 ま行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.15 Fri
マルタ・サギーは探偵ですか?6 オスタスの守護者 野梨原花南
「――よろしければ僕と公園に行ってくれませんか」「僕はバーチを愛しています。そう思って、それが全部で、僕はあの人を守りたいんです」 そういう名探偵マルタ・サギーに、怪盗ドクトル・バーチにして女性実業家マリアンナ・ディルベルタの秘書兼運転手兼その他もろもろであるゴブリンのジャックは静かに告げた。 「ラン・フェオー様に逢ってみればよろしい。彼もお嬢様を愛しています。勝てる相手ではないと、打ちのめされなさい」 蓑崎からオスタスへの帰還したマルタ。彼は、想いを伝えるためマリアンナをデートに誘う。そんな中、マリアンナに求婚者が現れる。彼の名は、ラン・フェオー。新店舗開設のためにオスタスを訪れた宝石王は、一目惚れを公言し、熱烈な求婚を繰り返す。それに対してマリアンナは「貴方が、ドクトル・バーチから宝石・グラスフィールドを守りきれたら結婚する」と、提案するのだが!? 探偵と怪盗の恋の行方が、新展開を迎える!! (カバー折り返しと口絵カラーから引用)
追記を読む »
長編6巻。 そういえば今回アウレカ出てこなかった、と今気づいた。 面白かったけど、胸が痛い。蓑崎でマルタが過ごした7年が、非常に重いんですよ。それはもうなかったことになってしまったけど、マルタの中では確かなものとして残っていて。それがマルタ自身に大きな影響を与えている。本当に戻れるかも分からないのに、それでも一生懸命誘い文句を練習して、戻れたら何をするかもずっと考えていたというエピソードが切なかったです。マルタが時折見せる表情や仕草がまた胸にくるんですよねー…。 事情を一部知っているリッツの気持ちもまた切ないです。彼が泣くところでは、読んでるこっちもちょっと目が潤みました。でもリッツにとっても、成長するいい機会なのかもしれませんね。 恋愛面に関しては、根は同じだけどどこか変わったマルタにマリアンナがドキドキしているのが可愛かったです。真っ赤になってるしーw 最後のシーンには、やっとこの日が来たんだなとじんわりきました。マリアンナがちゃんと待っていたところがまたいい。 今回見事に当て馬とされてしまったランはちょっと可哀想ですが。そのうちマルタと仲良くなってたら笑えるんですけどね。それはさすがに無理か。でもいい友達になれそう。 あとジャックもいい加減マルタを認めてあげればいいのに。まあジャックにしてみれば、マリアンナは娘みたいなものですからねー。そう簡単には、得体の知れないマルタに渡したくないんでしょうけど。でもいい加減(以下略)。 もうちょっと続くと思っていたので、次で終わりというのには驚きました。デアスミスとの決着やS氏のことも含めたカード戦争関連、1冊で収まるんでしょうかね? ちょっと不安ですが、楽しみに待っています。 ……最初の、クレイの髪に触れるデアスミスの手つきがやらしいと思った。なんか色々すみません……。 関連記事:『マルタ・サギーは探偵ですか?5 探偵の堕天』の感想
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 な行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.13 Wed
13日の購入本
・マルタ・サギーは探偵ですか?6 オスタスの守護者 野梨原花南(富士見ミステリー文庫) ・THE DAY Waltz 2 前田栄(新書館ウィングス文庫) ・君のための物語 水鏡希人(電撃文庫) ・バカとテストと召喚獣 2・3 井上堅二(ファミ通文庫) ・マーベラス・ツインズ ①謎の宝の地図 古龍(GAMECITY文庫) ・鋼殻のレギオス 雨木シュウスケ(富士見ファンタジア文庫) ・鋼殻のレギオスⅣ コンフィデンシャル・コール 雨木シュウスケ(富士見ファンタジア文庫) ・鋼殻のレギオスⅥ レッド・ノクターン 雨木シュウスケ(富士見ファンタジア文庫) ・鋼殻のレギオスⅦ ホワイト・オペラ 雨木シュウスケ(富士見ファンタジア文庫) ・レンタルマギカ Ⅰ 成宮アキホ・三田誠(あすかコミックス)
また大量に…。 『鋼殻のレギオス』から下は古本屋で入手。今日でこのシリーズ全部揃ったので、そのうち読みたいと思います。綺麗なのを入手できたのでホクホクw 『君のための物語』は今回の電撃大賞金賞を受賞した作品。ビビビッときたので購入。『藤堂家はカミガカリ』もちょっときたんですが、お金の問題で断念。余裕があったら買おうかな。
購入リスト
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.11 Mon
バカとテストと召喚獣 井上堅二
「総員ペンを執れ!」――テストで召喚戦争!?「こんな教室は嫌じゃああっ!!」 アホの明久は叫んだ。ここ文月学園では、進級テストの成績で厳しくクラス分けされる。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備だが、彼のいる最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳だけ。明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、組代表の雄二をたきつけ対クラス戦争を始める。それは学園が開発した試験召喚獣を使い、上位の教室を奪うという危険な賭けだった!? 第8回えんため大賞編集部特別賞受賞作。 (裏表紙とファミ通公式サイトから引用)
追記を読む »
『このライトノベルがすごい! 2008』で8位になったシリーズ1巻。 バカだ!!(※褒めてます)タイトルやあらすじから分かりますが、徹頭徹尾コメディ。明久の一人称で進むんですが、彼がアホなこと考えまくりなので当然といえば当然なんですけど。 テストの点数に見合った召喚獣や学園の設定は、よくそんなネタが思いついたなと思います。てか、いくらなんでもFとAでは扱いの差がありすぎじゃないですか、学園側w 戦争に関しては明久たちがバカなりに頑張って敵を倒していくところは面白かったです。ただ今回は明久以外たいして特徴はなく、単純にテストの成績=召喚獣の強さだけで勝負が決まっていたところが残念。終盤はムッツリーニの見せ場は盛り上がったものの、あとはあまり…でしたからねえ…。 恋愛面に関しては、瑞希VS美波になりそうですね。美波の方が不利そうですけど…。でも正直なことを言うと、私はこちらよりも翔子→雄二の方が気になってます。最後にあんなオチをやらかしてくれたけど雄二かっこいいし、翔子は外見的に1番好みなんですよねー。幼馴染というのもいい。ここの2人がどうなるのか気になるところです。翔子美人なんだし、雄二も諦めればいいのにねー(酷)ww あと章始めにあるテストの解答とそれに対する先生のコメントが最高ww 解答も大概酷いものばっかりで笑えるんですが、 先生の冷静すぎるツッコミには敵わないwww 冷静なのに突っ込む所はしっかり突っ込んであるんだものwwww なかなか楽しめたので、続きも読むつもり。
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 あ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.08 Fri
宮廷神官物語 少年は学舎を翔ける 榎田ユウリ
「おまえの力は神に与えられたもの。恐れおののき、けれど強く信じるのです」人の悪しき心を見抜く、奇跡の目を持つ少年・天青は、華の王都で、神官になる勉強をすることに!! 張り切って学舎(まなびや)に向かった天青を待っていたのは、同級生の嫌がらせ。いつもは頼りになる美貌の神官・鶏冠も、学舎では師範。兄代わりの武官・曹鉄に見守られつつ、自力で頑張る天青だったが、鍛錬のため入った山で、澄んだ目をした不思議な少年と運命的に出会い!? 榎田ユウリの大人気アジアン・ファンタジー、待望の第2弾!! (裏表紙とP186から引用)
追記を読む »
韓流出世物語第2巻。 表紙の子虎可愛いw 今回は12年前に処刑されてしまった王の側室・延珠貴人の無罪を証明する話。 櫻嵐かっこいいよ櫻嵐。外見も完全に美少年でかっこいいですが、やっぱり性格ですね。確かに姫らしくないですが、自力で生き抜いてきた者のかっこよさがあります。彼女が話す過去は悲惨ですが、それでも胸を張っている姿が素晴らしい。 今回は天青が学舎で苦労する話でもありましたが、同級生に嫌がらせされることよりも鶏冠に冷たくされる方にショックを受けている天青が可愛いw 鶏冠も鶏冠で、天青のためを思って厳しく当たるもそれに影で凹んでいるのがまた可愛いww 本当にこの2人はお互いのことが大好きで大切なんですねー。特に鶏冠が「私が守る……!」と叫んだ時にはジーンときました。天青はついに自分の能力の恐ろしさに気づいてしまいましたが、鶏冠たちがいる限り大丈夫だと思えます。 曹鉄は前巻に比べるとやや影が薄くなっていましたが、彼もいざという時には2人を庇っていてよかったです。あと…腐女子の性というか…鶏冠と曹鉄が仲良くしていると萌えてしまいます…。 最後天青が学舎に馴染んでいる姿は微笑ましかったです。皆見事に天青に感化されちゃってもーwww 天青と取っ組み合いしているところからして、笙鈴にとってもいい方に変化しつつあるようですね。 あと子虎もやっとハクと名づけてもらえてよかったよかった。このまま「子虎」で通すのかと思いましたよ。 関連記事:1巻『宮廷神官物語 選ばれし瞳の少年』の感想
«追記を閉じる
テーマ:角川ビーンズ文庫 - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 あ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.06 Wed
オペラ・アウローラ 君が見る暁の火 栗原ちひろ
君は暁を見るでしょう。――この世の始まりと終わりを。ソラ。殺してやれなくてごめんな――『神の都』にたどり着いたカナギは、美貌の詩人・ソラの記憶を失ってしまう。魔導師の少女ミリアンは、光魔法教会総教主として奔走し、バシュラールも皇帝の椅子を目指して動き出していた……。『世界の王』から世界を守るべく、カナギたちの最後の戦いがはじまる――。 暁(アウローラ)よ、かくして最後の幕が上がる! 栗原ちひろ×THORES柴本による、感動の最終巻!! (裏表紙とP7から引用)
追記を読む »
『オペラ』最終巻。 表紙、さりげなく主だったキャラたちが皆描かれていてニヤッとしてしまいましたw 今回は最終巻だけあって、どのキャラもかっこよかったです。皆の想いが、読んでいてじんわりきました。ミリアンやバシュラールの戦いにもドキドキしたんですが、個人的にはラングレーがどうなるかに1番ドキドキしました。サブキャラの中ではラングレーが1番好きなんですよ! てかこの人、『グローリア』でもそうでしたが、とんでもない隠し技持ちまくりですねえ…。 敵に関しては、『世界の王』は哀しい人でしたね…。それとは逆にウゴルはかなりしつこく、早く退場しろよと思ったり。あと最後にしゃしゃり出てきたどこぞの貴族には、カナギの言うとおりこの期に及んでと呆れてしまいました。 恋愛面は皆ちゃんとくっついて嬉しいです。カナギ&ミリアン、バシュラール&シュナルに関してはニヤニヤが止まらず。特にカナギはヘタレっぽくてww リュリュとデクストラもよかったよかった。この2人はイラストにもなっているあのシーンが好きです。 そして未来を感じさせる、とても綺麗な結末でした。『オペラ・グローリア』の最後を読んだ時は、ハッピーエンドになるのかなと不安に思ったのでよかったです。多少上手くいきすぎな気がしなくもないですが、それでも皆が命を懸けて頑張り、その流れで行き着いた結末は本当に綺麗でした。カナギたちの「世界は美しい」という言葉が胸に沁みてくるほどに。 この後のこともとても気になりますが、ひとまずはこれで終わり。 栗原先生、お疲れ様でした。 関連記事:6巻『オペラ・グローリア 讃えよ神なき栄光を』の感想関連記事:短編集『オペラ・メモーリア 祝祭の思い出』の感想
«追記を閉じる
テーマ:角川ビーンズ文庫 - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 か行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.03 Sun
薔薇のマリアⅨ.さよならの行き着く場所 十文字青
「私と勝負をしよう。アジアン。おまえが勝ったら、自由にしてあげるよ。今度こそね。おまえはついに私から解き放たれる」ZOOが留守にしていた間に、エルデンでは〈昼飯時(ランチタイム)〉のメンバーが姿を消してしまう失踪事件が発生。メンバー消失の痕跡を求め、アジアンに協力することになったマリアたちだったが、目の前に現れた“白い魔術士”により、アジアンともども最悪のゲーム“7Sとの七つの勝負(セブンス・ゲイム)”に参加することに……ZOO、昼飯時、S*K、今クランの枠を超えた仲間たちが結集し、決戦に挑む! マリアとアジアンの想いが交錯するシリーズ新章、急展開! (裏表紙とP319から引用)
追記を読む »
本編9巻。 表紙のルヴィー・ブルーム、本当に真っ白ですねー。登場人物紹介の美白には笑ったw ラブ分増量、バンザーイ!今回は色んなところで、ラブ分が盛り込まれていたので嬉しいです! しばらく離れていたのが効いたのねw 特にアジアン&マリアの絡みはやっぱり最高。今回は事あるごとにマリアがアジアンを気にかけてる描写があったので、ニヤニヤが止まりませんなーw ときめいちゃってるし、荊王に抱き寄せられた時もアジアンの方を気にしてるし、なんかデレ期に入った? あーホント、たまりません。このまま突っ走ってほしいところですが、クラニィのことがあるから、何かしらありそう…。 荊王もいい味出してましたねー。変態度が増していますが(猿轡を何に使う気だったんだ)、かっこよく見えてしまうのが不思議ww 荊王VSアジアンは楽しすぎて、これからもたくさんあるといいなと思ったり。変態2人につきまとわれるマリアにしてみれば、いい迷惑でしょうがwww その他にもちびっ子カップル(実年齢は大人だけど)は楽しそうで可愛いです。今回ユリカの心の闇みたいなものが垣間見えてましたが、飛燕となら大丈夫なんじゃないでしょうか。 サフィニアも頑張る姿が可愛くて可愛くて。ここまでされてまだ気づかないかトマトクン! 一方で、ベティが怖いと思いました。いやまあ、状況や彼女の気持ちを考えれば仕方ないですが、あんな視線を始終注がれたら神経すり減りますよ…。マリアが昼飯時に入らなかったのは正解ですね。あそこはアジアン大好きの集団ですから、ベティだけでなく色んな人から睨まれた可能性が…。ナツコは確実に絡んでくる。 あとユリカの最強伝説には爆笑。あの4人をいともあっさり叩きのめした挙句に謝らせるなんて…ww それ以後、妙にびくっとしている彼らが笑える。 ルヴィー・ブルームに関しては、本当に最低最悪ですね。言っていることも気持ち悪いし、やってることもえげつないし。8巻での先生の時は外見はいい方でしたが、ルヴィーはもう外見もダメだし。 オカマみたい。どうも彼も七星関係の人みたいですが、「見つけたようだね」というのはやっぱりマリアのこと…? 今回のゲームは、〈大剣〉などの名称は七星を表してるんでしょうか? そうなるとマリアが〈目〉なのも意味深…。まあ、ここら辺の謎は当分明らかになりそうにないですけどね。七星は何を企んでるのやら。 最初の勝負が始まったところで今回終わりましたが、本当にえげつない。彼には死んでほしくないですが、ルール的に難しいところ…。アジアンを苦しめるために、次はマリアあたりも狙われそうだし、十文字先生はさくっと死なせるところがあるのでだれかしら死にそうな気がしなくもない。 予定では次でセブンス編が終わるそうなので、早く続きが出ると嬉しいです。ジェードリ編みたいに、途中短編集挟みませんように。 関連記事:『薔薇のマリアⅧ.ただ祈り願え儚きさだめたちよ』の感想
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 さ行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.01 Fri
マルタ・サギーは探偵ですか?5 探偵の堕天 野梨原花南
僕は、まだ帰れない。でも僕の心はオスタスに囚われたままだ――25歳の鷺井丸太は森川調査事務所で働いている。異世界・オスタスの名探偵マルタ・サギーが、生まれ故郷の蓑崎に強制送還され、ただの鷺井丸太に戻ってから――7年が経っていた。 丸太は、もう一度オスタスへ行きたかった。だから手がかりを探して、調査事務所で働くことにしたのだ。でも、時間が経っても、何もつかめない。 丸太は思う。オスタスに行く前より、蓑崎は嫌いじゃない。知り合いがいて、毎日の暮らしに困ることもなくて。だけど、僕の心は異世界に囚われたままだ。マリアンナさんがいる、あのオスタスに。 そんな時、丸太の務める調査事務所に行方不明の妹・渚を捜して欲しいという依頼があった。渚――その名前を聞いて、丸太の心臓は強く脈打った。それは自分がカード戦争にエントリーした時、出会ったヤマンバコギャルと同じ名前だったから。この依頼は、オスタスへの手がかりの一端となりうるのか? 鷺井丸太と世界の関係が再び変わり行く、ハイブリッド・ミステリー長編第5弾! (カバー折り返しと口絵カラーから引用)
追記を読む »
長編5巻。 正直言うと、泣きました。あらすじ見たら7年後になっていたので戸惑ったんですが、口絵カラーを見たら切なくて。さらに登場人物紹介があるはずのところに丸太の心象風景が書かれていて、それでますます切なくて。丸太が信にオスタスのことを語るシーンで、ついに泣いてしまいました。 蓑崎でいくらでも幸せになる道はあるのに、それでもオスタスを望む。バーチ・マリアンナと最悪の別れ方をしただけに、余計こだわったんでしょうねー…。 オスタスにいつか帰るために人と距離を置こうとしていたのに、気づけば蓑崎でも絆が出来ていて。彼らとの別れの本当の意味を知った時があまりにも哀しく、同時にそれでも前へ進もうとするマルタの成長がよかったです。 蓑崎の人たちは本当にいい人でしたね。厳しいことを言う時もありましたが、彼らが丸太のことを大切に思っていたのがよく分かりました。特に早紀はかっこよかった。 私も丸太同様、皆で過ごした時間は無駄ではなかったと思います。また彼らが出てきてくれると嬉しいですが、さすがにそれは無理でしょうねえ…。 あとエアメールのシーンでもちょっと泣きました。淡々と書かれているだけにきました。 今回はアウレカがかなりかっこよくていい奴に見えてしまいましたよ! 口絵カラーはかっこよすぎだと思います!! 彼はまたそのうちひょっこり出てくるんでしょう。 シシャやその背後にいる者については、まだまだ謎だらけ。彼と交わした契約が、今後どう影響してくるんでしょうか…。 次から、どういう風にバーチ・マリアンナとの関係が変わっていくか気になります。2月に出る新刊が楽しみ♪ 関連記事:『マルタ・サギーは探偵ですか?4 恋の季節』の感想
«追記を閉じる
テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌
小説:著者名 な行
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
2008.02.01 Fri
1日の購入本
・薔薇のマリア Ⅸ.さよならの行き着く場所 十文字青(スニーカー文庫) ・オペラ・アウローラ 君が見る暁の火 栗原ちひろ(ビーンズ文庫) ・宮廷神官物語 少年は学舎を翔ける 榎田ユウリ(ビーンズ文庫) ・聖霊狩り 神に選ばれしもの 瀬川貴次(コバルト文庫) ・ダナーク魔法村はしあわせ日和~ただしい幻獣の飼い方~ 響野夏菜(コバルト文庫) ・バカとテストと召喚獣 井上堅二(ファミ通文庫) ・7SEEDS 12 田村由美(フラワーコミックス) ・秘密―トップ・シークレット― 4 清水玲子(白泉社ジェッツコミックス)
『薔薇のマリア』はぱらぱら見たら、かなりラブ分多そう! 茨王まで出ているからマリア争奪戦が起きるんじゃないかと期待w 『オペラ』は最終巻です。 『ダナーク』は…短編集なのは知ってたけど、これで終わりってマジですか…。大人の事情なんて嫌いだ…。 『バカとテストと召喚獣』はなんか無性に笑えるのが読みたくなったんです。 『少年魔法士』、またまたまた延期ですか…。いったいいつになったら出るの…。
購入リスト
Comment(0) TrackBack(0) Top↑
| HOME |
|